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「親友客2日目」

画家・愛琥
画家・愛琥

「親友客2日目」

 

 

親友客は、滞在中の2日目朝4時半、われわれ芸術村スタッフ2人と共に3人で明野ひまわり畑と向かった。

まだ暗いうちから出発して、早朝の山景色を楽しみに行ったわけである。

 

着くと山々は霧がかっていた。

南アルプスも、八ツ岳も、富士山も仙人が住んでいるように霞んでいて、朧げな山景色が広大に広がっていた。

車を駐更場に停めると、眼下に一面のひまわり畑が顔を表した。

我々は、スマホで写真撮映し、思い思いに真夏の花を楽しんだ。.

その後、その先の銀河鉄道公園へ車を飛ばし、鉄道の眺められる小庭園で宮沢賢二に思いを馳せた。

 

今日はオーナーが昼12時頃来る。

それまでの間、我々3人は、みずがき自然公園へと向かい、雄大にせせり立つ金峰山を拝んだ。

ロッヂのおみやげ屋では、 2本と鹿のつのを買った。

この杖は、かつてここで買ったことのあるもので芸術村で愛用している杖と同じ杖であり、

地元の杖作家が作った物だ。

親友客はこの杖を去年12月から欲がっていて晴れて念願をかなえた。

 

芸術村へ帰ると、少しの時間の後、オーナーも到着した。

そして、オーナーも含め4人でおにぎりランチを楽しんだ。

 

その後、草抜きを我々スタッフ3人は勤しみ、玉の汗をかいた。

親友は眠いといって、バンガローに入っていった。

 

そして、夕方にはまた4人で夕飯を楽しんだ。

伊保の糸そうめんに、ビールに、日本酒のパーティーをして、楽しい話でたくさく盛り上がり、その後就寝となった。

こうして親友各2日目の滞をは終わったのである。