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「9月俳句」

「カナの婚礼」(S80・アクリル画) 制作中
「カナの婚礼」(S80・アクリル画) 制作中

9月俳句」

 

しばらく芸術家とキャンプ場社長業の仕事に忙しいままに任せて、「このままじゃいけないなあ。」と思いつつ、俳句を詠むのを全く忘れていた。

仕事をしていない時には、いつの間にやらカメラ撮影ばかりに興味がいってしまい、日本語を磨く楽しさを、二ヶ月間置きっぱなしにしてしまった。

「雅楽谷(うたや)」磯子句会の代表からは、詠まなきゃ育った俳句脳が萎んでしまうよ、と警告があったばかりであった。

そこで今、俳句と向き合い、投句用に五句作った次第である。

ただ作るだけじゃ面白くない。

どうせやるなら私は、キリスト教俳句をかねてから展開したいのであった。

で、今考えたのがこれらの句である。

 

兼題は「野分(のわき)」。

野分とは、台風の余波で吹く強い秋風のことである。

以下、キリスト教俳句、五選である。

 

(兼題「野分」)

○熱情の 神十字架の 野分吹く

 

(自由句)

○神様の 賜物廻る 走馬灯

 

○パンを割き 感謝を伝え 夢流し

 

○暁聖祭 無条件の 愛手形  

 

○受苦節に 愛し与えし 身を捨てて