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「正月3日目」

『CROSS』八つ切りサイズ/ミクストメディア

『CROSS』(八つ切りサイズ〈38×27cm〉/アクリル絵具、ラッカースプレー、画用紙)
『CROSS』(八つ切りサイズ〈38×27cm〉/アクリル絵具、ラッカースプレー、画用紙)

作者近影

ユタカ ミカエル・マリア カメガヤ
ユタカ ミカエル・マリア カメガヤ

「正月3日目」

 

 

2023年になり3日目となった。

元旦に死んでいたとしたら3日目の今日復活している。

しかし、元旦に私は死なないどころか、元旦を生ききっていた。

 

私の所属するカトリック瀬田教会にて深夜0時の「神の母聖マリアのミサ」に与り、「2023年」を世界で一番最初に先陣を切ってこの極東の日本からスタートさせた。

そして教会で会った信徒のTさんのためにミサ後帰宅後、ほぼ先日に完成させた「帆布&牛革製ローマ教皇エンブレム入りバッグ」を、アトリエに入りすぐに持ち手の縫い残しを2時間かけて縫って完成させた。

それを朝10時の2回目のミサにてお渡しできた。

実はTさんからちょうど一年前に、そのバッグのオーダーメイドの依頼を受けていたのである。

そして私は、コロナ禍で工房が安定して使えない中、1年という長い時をかけて一つの作品を完成させた。

そのバッグは薄紫色の帆布製で、表面のポケットには、2020年に来日したローマ教皇フランシスコの東京ドームミサで使われたエンブレム「PROTECT ALL LIFE」が、私の手作り牛革製バッジとして作られ、刺繍されて貼られている。

私は、ローマ教皇東京ドームミサに抽選で当たり、参加している。

実はこの作品は、その記念に作ったバッグである。

それをご購入して頂いたわけである。

 

そしてその後は、絵描き仲間で私のデッサンモデルとして活躍してもらっている「セイラさん」と、あるファミレスでお正月を過ごした。

私も彼女も、ちょうど元旦に一人きりという境遇で「じゃあご飯でも食べようか?」となった訳である。

そして楽しく過ごして、帰宅した後はバタンキューで1日を終えた。

0時から起きて教会の行事をやり、革作品制作もやり、また朝10時に教会に行き、今度は外でお正月会食までしてきたわけである。

元旦からやりきった。

寒くて疲れてボロボロになっていた。

 

そして2日目は、朝7時半に急遽、男友達で大親友のYさんがうちに来ることになり、砧公園ファミリーパークでお茶をしながら午前中をゆるやかに過ごした。

実は砧ファミリーパークには、古代巨木樹のレバノン杉が入り口付近に植えてあり、そこで樹との2ショット記念撮影もお互いにした。

すごいのは、巨木が生きていて、手で触ったり、頬を樹表にくっつっけたりしていると、全身がスーッと癒されたことだ。

その後、少しうちでコーヒーを飲み、彼は帰って行った。

その後は、私の彼女との再会である。

実は彼女は、正月の5日まで会えない事情ができてしまい会えない予定だったのを、無理矢理私が会いに行ったのである。

それで、彼女のお宅に正月のご挨拶をするということで、急にお邪魔して、彼女の両親と共に豪勢なお正月を結局はやることとなった。

そうして2日目が終わり、3日目の今日は、今立川に来た。

 

これから実は狭山湖ドライブに昨日の大親友Yさんと行くのである。

実はそれ以外にSさんも誘い3人で遊ぶこととなった。

 

さあ、正月3日間、ずっと忙しいが残り一日、今日を駆け抜けたいと思う。

こうして私は毎日を生ききっては、寝る時死んで、次の日に復活し続けているのだ。