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「絵で他者を救う事について」

『EDEN』79×55cm/ミクストメディア
『EDEN』79×55cm/ミクストメディア
Yutaka Michael Maria KAMEGAYA
Yutaka Michael Maria KAMEGAYA

「絵で他者を救う事について」

 

 

絵を描くこととは、本来自分本位のわがままな仕事だ。

それを他者への奉仕にするには、絵の内容に希望や救いがなければならない。

もし絵で世界を救いたいのなら、作家はそれをコンセプトに考えなくてはいけない。

そして描くだけではいけない。

描いた絵を広めないと、見る人は現れない。

要するにそれは、救いを求めている人の元に絵が届かないということだ。

だから世の中に絵を広める手段も必要だし、営業や販売が必ず必要なのである。

買った人が、自分の部屋にその絵を飾ることで、初めて救いが訪れるのである。