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「忙しい搬出日」

私・亀ヶ谷 豊の作品

『十字架賛歌』

「十字架賛歌」F4  ミクストメディア
「十字架賛歌」F4 ミクストメディア

新構造社有名作家たちの作品


「忙しい搬出日」

 

 

今日は二つの銀座展示の搬出日であった。

その展示とは、「新構造春季小品展」と「蕗伐りの会」である。

私は妻・愛琥と二人で新構造にまずは行きお役目を果たすことと決めていた。

今日の新構造では展示終了後3~4時に交流会があり、妻と共にパーティーテーブルの設営と会場後片付けを任されている。

 

少し早く銀座に行き、妻の化粧品をデパートで買う用事を済まし、100均ショップに行き買うものも揃え、それから交通会館へと向かった。

着くと、会場に行く前に昼ランチをしようということで、昼飲みもできる「徳田屋」という居酒屋に入った。

そこでちょっとした食事にハイボールなどを頼んで、少しアルコールを注入して楽しい気分に浸った。

 

それから会場に着くと、もう出展者たちでわんさか盛り上がっている。

会場内に最初いてさまざまな人と話したのだが、そのままずっといると人いきれで息苦しいので、定刻まで少し会場外に出ていた。

そして3時になり、私は任務でパーティーテーブルを準備して、乾杯の音頭から楽しい交流会は始まった。

さまざまな人と話し酒が進む。

横浜在住の会友になったばかりの方とも話をして、これから神奈川支部での縁を取り持った。

私は実は今回は工芸作家・加々見和枝さんの「お福さん」人形を芸術村用に購入したのだが、加々見さんを会場で見つけて話し、芸術村に団体でお誘いする話を進めていた。

他にもいろいろな方に声をかけ、芸術村営業を頑張り、誘致するために頑張った。

そして気がつけば、1時間ばかりの交流会は終了。

方付け、撤収へと移る。

 

型付けが終わると、今度はギャラリー暁に急いだ。

実は、新構造社会員・小野口和代さんも「蕗伐りの会」メンバーで、一緒に向かった。

銀座4丁目から6丁目までの搬出作品を抱えての大移動だ。

 

暁に着くともう撤収の何もかもが終わっていて、そればかりか次の展示の作家たちの作品がもう並んでいた。

私と愛琥さんと小野口さんは、作品をピックアップしただけでもう撤収業務は終了した。

その後3人で中華屋に入って打ち上げをした。

また、3人で湯河原にでも行こうと話も盛り上がり、エビチリ、麻婆豆腐、チャーハンを、ハイボール片手に3人で分けて美味しく食した。

そして小野口さんと、我々は重い荷物を肩に担ぎ、駅前でJRと地下鉄に別れ、それぞれの帰途に着いたのだった。