「リュウゼツラン」
100年に一度咲く花に逢いに行く
荒井邸にて呑み会
新構造社画家4人で乾杯!
ESSAY
「リュウゼツランと荒井邸訪問」
今日は100年に一度だけ咲くという「リュウゼツラン」を鑑賞するため、横浜市上永谷まで行きました。
実は上永谷は、美術団体・新構造社の画家で同僚委員:荒井令子さんが住んでいるホームタウンなのです。
荒井さんに依ると、あるテレビ番組でこの「リュウゼツラン」の特集をしたことで、一躍騒然となって、多くの見物客でごった返していると言うのです。
今日は、愛琥と共にYUTAKAは、亀ヶ谷夫妻として二人で上永谷訪問に行きました。
あと、荒井さんの仲良しの同じく新構造社委員:小野口さんもいて、4人で荒井邸で呑んで遊んだのでした。
お目当ての「リュウゼツラン」ですが、上永谷駅から少し歩くと、横断歩道の安全地帯の傍に一本だけ佇立していました!
「おお、あれか!」
と思いましたが、正直その姿は、咲いているのだという様子は分かりにくかったです。
なんて言うかな。。。松の木の松の葉の房を逆さにしたようなユニークな姿でした。
サボテンみたいな多肉類植物が松の姿になったようだな、とも思いました。
または、ちょっと見方を変えると、スーパーマリオの2面のキノコ面にある、乗っかるキノコみたいな感じっていうんですかね。。。
ランという名前にしては、ちっともランではなかったです。
確か2年前ほどに、鎌倉の十二所で1000年に一度咲く竹の花をこの目で見たのですが、その慎ましい開花姿に佇まいが似ているなと思いました。
花といってもこんもりした葉の中に小さく細かく混じってたくさん咲いていて、しかも緑色のままの見た目なので、正直咲いているのか、言われなきゃわからないレベルです。
葉があるだけなんじゃないのかな?、と目を疑うレベルでした。
まあ、そんな見た目の印象でしたが、なにしろ100年に一度見られる特異植物の開花に居合わせられて、心は物凄くはしゃぎました!
記念写真を仲間4人でバシバシ撮りまくりました!
その後は、私たち4人は荒井邸に向かいました。
着きますと、すごくすごく、すごく良いお家でした。
門構えから迫力のある大豪邸でした。
まるで太宰治などの小説家が原稿を書くために宿泊する旅館のような、大変立派な広い庭付きの伝統的な日本家屋でした。
荒井さんに聞くと、荒井家は江戸時代から続く上永谷の土地の名士なのだそうです。
まあつまり、上永谷の大地主さんっていう事ですね。
さて、着くなり愛琥が冷やしたシャンパンをポンッと開けて、皆で乾杯し、昼呑み会スタート。
江戸切子の高いグラスを荒井さんが4人分用意してくれて、それでお酒を楽しく呑み交わしました。
また、小野口さんが特製ゴーヤーチャンプルを家で手作りして持ってきてくれて、お酒と共に美味しく頂きました。
あと、荒井さんは関内吉田町にある老舗鶏肉専門店「梅や」で、唐揚げを山のように買ってきて用意してくれていました。
朝、皆のために美味しい唐揚げを買って用意するためだけに、一人タクシーを飛ばして大量に仕入れてきてくれたというのです。
荒井さんは、さすがやる事が大人でダイナミックです!
こんなこと、やりたくても他の人じゃできませんもの。
美味しく食べて、美味しく呑んで、気がつけばもう2時間経ってしまっていました。
本来は時間制限なしで今日荒井邸で呑み遊ぶ予定だったのですが、愛琥の仕事が急に夕方から入ってしまい、小野口さんも亀ヶ谷夫妻もそれで失礼することになりました。
時間は短く残念でしたが、本日は新構造社委員4人の絵描き仲間たちで「リュウゼツラン」鑑賞が叶い、酒呑みも荒井邸でワーワー楽しめ、心からリフレッシュできたと思います。
同時にこの4人の絵描きたちで絆も深められたかなと、嬉しく感じています。
【俳句】
・珍しき 蘭咲く街の 噂風
・蘭咲きて 百年一度 邂逅す
・極暑の日 リュウゼツランは 花咲す
・田舎駅 降りて被るや 町の風
・唐揚げの 並ぶ自販機 暑気払い