「CROSS」シリーズ
「プロは日課を毎日続けるのが義務である」
物事は一度やめてしまうと、再びやり始めるのが億劫になり難しくなる。
だからもう考えることなしに、いつもやっている仕事はルーティーンとしてこなしてしまおう。
めんどくさくなってやらない癖が身に付いたら一番厄介だ。
その道のプロと言う人は、例えその日の障害があっても時間の使い方を工夫して、その日の日課を続ける必要が当然ある。
もうそれは義務である。
私のように絵も描き文も書く芸術家である場合、絵筆を持たなかったり、執筆しなかったりを1日でも空けてしまうと、もう心は燻り始めて表現する気持ちが腐っていくの感じてしまう。
描かなくてもイケると怠け心で思ってしまうのである。
実は私はここ三日間、制作以外の仕事で多忙を極めたために、絵筆も持たず執筆もせずにいたら、しないことが当たり前のリズムに変わってきてしまっていた。
それでモヤモヤと鬱憤ばかりが蓄積していたのである。
そして三日ぶりにこうして執筆したわけだが、どうだろう。
溜まった分の分量が溢れ出てこない。
わずかな言葉すらなかなか出て来ないじゃないか。。。
そうか、、、私は毎日エッセイを書いてはその時ばかり言葉で理解して、後は忘れてきたんだろう。
そして絵は久しぶりに描いたらどうだ?
ああ、退化している。
私の洗練された目から眺めると、みっともない十字架抽象画だ。
色も形もできてない。
このように、毎日続けていないがために気持ちが萎えていると、表現する過程や結果も、大したものにはならないのである。
だから毎日続けることが大切なのだ。