「第4回 新構造展東京支部展」
朝7時頃浅草に着く。
人通りの少ない浅草寺仲見世の周りの商店街をぶらぶら歩き、朝の日差しで黄金色に輝く隅田川沿いの景色を楽しんだ。
なんでそんなに早く浅草にいるかというと、今日は新構造東京支部展初日の為、搬入・飾り付けの仕事が[隅田公園リバーサイドギャラリー]であったからである。
私は神奈川支部のメンバーだが、有志の1人としてお手伝いに行った。
それにしてもそんなに朝早く行ったのは、今日が東京マラソン開催日であり、ワゴン車で搬入するのに朝9時過ぎると道路に支障が出る為である。
だから朝8時に作品搬入口に私を含めたスタッフが待ち合わせとなり、私はもうその1時間前からスタンバイしていたのである。
展示作業は8時半からスタート。
まずは隅田公園内搬入口エレベーターから、車から下ろした大作・小品を運びスタート。
次は、移動式壁面パネルをたくさん持ってきて端からズラーっと並べる。
そして作品を並べて、位置決めと並べ方を検討。
そして壁にフックでかけていく。
照明を設置し、作品に当てる。
また、会場受付の場所を綺麗に整えて作る。
最後に、立て看板に「第4回 新構造東京支部展」の張り紙を付け、会場内にも大きくポスターを貼る。
まあ、こういうふうに展示作業は進んでいき、終わったわけである。
終了時間は12時半頃だった。
それで一度お昼を外に食べに行き、開場14時前に戻った。
昼は久しぶりに「回転寿司」を食べた。
そのあと、会場に戻ると「おめでとうございます!」と誰かから言われた。
「!?」
なんだと思うと、賞を受賞したとのことだった。
なんの賞かと思えば、なんと新構造東京支部展での最高賞「東京支部展賞」を戴いたのだった。
実は東京支部展は公募なので、会場設営・飾り付けが終わると常務理事・副理事長たちによる審査がある。
そのタイミングで私はランチに出かけたのだったが、帰ると最高賞を受賞していたのである。
なんたる栄誉であろうか。
私は今回、絵画・写真・工芸の3部門出展し、絵画部門に大作3点を出した。
そのうちの1点の「天国への架け橋」が受賞されたのである。
賞を戴けるなんて夢にも思わなかったので、しかも最高賞なんて、喜びもひとしおであった。
審査した理事によると、公正で厳正な審査により、実力のみで決まったとのことだった。
私は受賞のことなど一切考えていなかったので、それを聞いて本当にびっくりしてしまった。
最初はなんのことだか分からずに、少し拍子抜けしたように頭が真っ白ポカーンとなってしまったが、作品横に貼られた賞札を見て、徐々にリアリティーと嬉しさが迫ってきた次第であった。
ああ、寿司食って賞取って最高だなあ、こりゃ。
たくさん今日働いた分も神様に報われたなあ。。。正直そう思った。
そして15時頃会場をあとにし、帰途についたのである。