絵本作家「みやもとただお」作品を東家「梨楽庵」に飾りました
「芸術村五日目(2023.3月)」
今朝は、農家のスタッフのMさんに空の堆肥袋を芸術村に届けていただいた。
それに炭のカスを入れて捨てるためである。
なので、朝から今日は焼却炉に溜まった炭カスを堆肥袋に入れる仕事をずっとしていた。
ゴム手袋をして大きめの炭クズを掴んで袋に入れていく。
シャベルで救える大きさのものはシャベルでごっそり袋に移す。
そういう単純労働を1時間ばかしやっていると流石に腰にきて、しばらく休憩した。
実は今朝、泥棒が出た。
芸術村の芽吹いたばかりの「タラの芽」2本が幹の途中で折られて、2本とも上半分が盗まれていたのである。
それをオーナーに告げ、まんだらやま組合の事務局長にも告げ、今後鉄線を貼るなど何か対策しないといけないな、となった。
私が管理棟にいるというのに真夜中寝ている時に盗むなんて、泥棒も大胆不敵である。
それで危ないので、絵の飾ってあるバンガローは普段開けっぱなしにしていたが、締める方針とした。
絵が盗まれたり、泥棒に勝手に休まれる危険があるからである。
昼飯の後、また何時間か炭の肩付けをした。
焼却炉はスッキリ綺麗になった。
午後3時になると、隣の若神子村のRさんが遊びに来た。
実は今回私が持ってきた色々な作家の絵画作品を鑑賞しにきたのである。
彼は山梨県での私の生徒であり、普段は絵のコレクターをしている初老の男性なのだが、絵を見せたら大いに好評であった。
彼は実はとても絵に対しては辛口で他作家作品の講評が厳しく、あれだこれだと実直な感想を言うタイプなのであるが、今回持ってきた数々の作品の中で3枚も気に入ってくれた。
そして、彼が最近バードウォッチングを始めたというので、芸術村でも一緒に鳥観察をした。
実は芸術村は鳥の宝庫。
様々な鳥たちでひしめき合っているのである。
彼が買ったニコン日本製の素晴らしい双眼鏡を使って、ヒヨドリの遊ぶ様を観察したりした。
今回の旅でもまた彼と楽しい時間を共有できた。
そんなこんなで芸術村五日目は、泥棒で心がざわついて落ち着かなかい時に肉体労働に勤しんだり、絵と鳥を肴に話してリラックスしたり、感情の起伏がとても忙しい日となった。
そういう意味で結構疲れてしまった。