用賀飲み屋で妻:愛琥とデート
ESSAY
「一つ一つを着実に」
行いとは、一つ一つのことを着実にやれば良いです。
どんなにたくさんのことをやろうとしたって、人間の顕在意識の上で、いっぺんには無理なんですから。
流行りの「マルチタスク」という効率的手法ができないからと言って、自分を無能扱いしないでください。
一つやって、終わったら、また一つです。
人間の意識は一つなので、意識を使うことは一つのことしかできません。
結局何だって、一つのことを時間をかけて集中してやれば良いだけなのです。
ですが、例えば、たくさんの仕事を他にも抱えていると、残された仕事への不安を感じて、今している仕事だけに集中するのが難しく感じるます。
いっぺんにやりたがる理由は、結局それだけの事なのです。
意識は心。
心は一つ。
意識だって一つです。
たくさん抱えていても、慌てずに、一つ一つのことを丁寧に着実に行いましょう。
【俳句】
・夏空へ 放擲せんや 世の迷い
・真っ青に 白き巨雲の 夏の空
・夏日向 肌を燃やせば 気も燃やす
・夏の日や 遠くに乳母が 揺らめきぬ
・夏日向 死なぬ太陽 身を窶す(やつす)