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「神形作家「田村晴海」撮影会」


「神形作家「田村晴海」撮影会」

 

 

神形(神を象った人形)作家の田村晴海さんを撮影した。

撮影場所は大田区糀谷、田村さんの生まれ育った町の糀谷神社である。

田村さんはいつもの着物と違う着物で来てくれて、赤、黒、白で配色された鮮やかな色彩だった。

背中には天空(てんぐ)の羽が付いている。

天空とは一般に鴉天狗(カラステング)と言われるものであり、彼女は自分を迦羅須天狗姫(カラステングヒメ)と自分を名乗っている。

それで、背中に鴉天狗の羽がついているのだ。

 

今日は風が強い日だった。

だが、撮影時はパタリと風が止んだのだった。

 

撮影は聖域なので短時間で済まし、田村さんが神社で遊んでいる風景を連写して撮影終了となった。

猫を社の床下の隙間に探すところから始まり、ぐるっと神社内を1周。

途中、腕を広げて飛んでいるふうにしてもらった。

これは私がかねてから撮影したかった、田村さんが自分の翼で飛ぶ写真であり、念願を叶えたと格好と言って良い。

 

その後、鹿島田・アートスペース草に行き、「ねこ科?展」会場当番を5時間ほどして、お客様達とさまざまな話をして、最終日なので搬出となった。

今日は夕方から雨予報であったので、途中スーパーマーケットでビニール傘を買ったのだが、雨に全然やられずに作品が濡れずに帰って来れた。

 

撮影時も搬出時も天気がパタリと良くなる、天に守られた1日であった。