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「批判が身についた人の顔」

YUTAKA写真作品

『愛琥とハマの風』


ESSAY

「批判が身についた人の顔」

 

 

批判をするなどしていつも誰かを攻撃している人の顔は、穏やかではない。

そういう人は、自分自身に不平や不満があることを隠しているのである。

他人を自分より悪く言って、自分の欠点を隠す、そういうパターンの人だ。

私は高齢者になる程、この傾向が強いと肌身で感じている。

例えば知っている個人に対しての批判だけでなく、どこかの店の店員や、国の政治家などに対しても口を尖らしている方が多い。

幼い頃や青年の頃などは、そういう気質があっても、可愛い括りで済む。

だが、年配になってからこんな性癖になると、厄介でしかない。

そういう知り合いと会うだけでハラハラするし、こちらの気運まで下がるので、なるべくそういう方とは合わないように心がけている。

 

まあ、色々と批判する前に、自分を直せよ。

それだけ言いたいです。

人の振り見て我が振り直せ、っていうじゃないですか。

歳をとるにつれて、直せてない人のなんと多いことだろうかと思います。

はっきり言います。

批判する者はまず、自分の至らなさを直しなさいよ。

まずその歪めた顔だけでも穏やかにする工夫をして欲しいものです。