『EDEN絵画教室「猫の絵を描く」』

 

 

今日のEDEN絵画教室は自由制作でした。

生徒さんは猫の絵を、写真集を参考にして布キャンバスに描きました。

今日の生徒Tさんは齢（よわい）90歳を超える初心者の女性生徒さんです。

彼女は去年の9月から毎月一回参加してくれています。

ご高齢なのに、教室まで重たい画材を肩にかけて、30分の道のりを歩いてきていらっしゃって、本当に偉いです。

毎回重たい画材を運ぶのは大変なので、これからは画材をうちに置いておいてあげることに致しました。

 

今日彼女は、とても愛嬌のあるユニークな猫の絵を仕上げてくれました。

F６号キャンバスに描きましたが、2時間で１枚仕上げる勉強をしました。

短時間で仕上げるために重厚な仕上がりを避け、今日の絵は割とサラッとしたイラスト的な絵のタッチで決めてみました。

 

Tさんは高齢ですがやる気があり、教えるとなんでもこなしてしまうスーパーウーマンです。

元々、袋物（日本古来の布バッグ）教室に通っていたこともあり、手先が非常に器用です。

彼女は、まっすぐな線もフリーハンドで割としっかり描くことのできる方で、それが描く絵にしっかりと生きています。

自分らしさも漂う猫の顔や体の形も、しっかり個性的に描け、自分だけの猫の絵に仕上げることができました。

 

楽しい話も交えながら、あっという間の２時間の制作は終わりました。

彼女は「絵を描くのが楽しい。」と仰ってくれていまして、私も大変教えがいがあり嬉しい限りです。

 

 

【俳句】

・絵に描いた　猫追いかける　春酔いて

・学びとは　歳じゃないのさ　春は来る

・吹き飛ばす　寒き春風　身に受けて

・芸術は　個性が全て　春に舞う

・猫描きて　ふと思う春　ねこまんま