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「今が全て、過去は過去、必要な能力は永遠にある」

新構造東京支部展

『EDEN』3部作
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今日のYUTAKA
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診療所のドクターズコレクションルーム


ESSAY

「今が全て、過去は過去、必要な能力は永遠にある」

 

 

人間は今の自分が全てである。

今あるものを全て受け入れ、今あるものに依ってのみ、今の自分を作り上げていく。

そう言う生き方が「今を生きる」ことであり、それが今できる最大級のことである。

 

過去の自分は思い出にしか生きない。

過去の栄光や悲しみに浸っているだけの人は、今を生きながら今を見捨てて、過去を生きているのである。

 

そして、自分の能力として今ある必要なものは、この先も永遠にある。

今ない能力でも、開拓し続ければ未来には、必ず自分の才能になる。

なぜなら人間の必要な能力は「蓄積型」であるからだ。

また、要らない余計な能力は、あっても、逆に衰えていく。

生きるのに必要でないと、本能で自分が判断した能力は、使えなくなってくるのである。

 

 

【俳句】

・生きながら 過去を見つめる 散り桜

・今を生き 過去を生きぬや 薔薇の花

・能力は 向日葵のよう 咲き続く

・得手ごとは 永遠の宝や 花一生

・悲しみに 浸る春夜の 腕枕